結婚式の乾杯の挨拶の3つのポイント

結婚式の乾杯の挨拶について、ご紹介します。

通常、新郎・新婦それぞれの主賓の挨拶の後に、乾杯となります。

主賓の挨拶が長かった時など、早く友達同士で話したり、お酒を飲みたいという欲求が、結婚式の参加者にたまっている時です。

こんなシチュエーションだからこそ、乾杯の挨拶はスマートにコンパクトにしたいですね。

 

乾杯の挨拶のポイント

乾杯の挨拶の3つのポイントを御紹介します。

1.コンパクトにまとめること

自分だけが知っているエピソードなど、話したいこともたくさんあるかと思います。

ですが、ここはぐっとこらえて、コンパクトな乾杯を心がけましょう。

理想は、1分程度で収まっていると良いと言われています。

 

2.きちんと乾杯ができる流れを作ること

乾杯がみんな揃ってできることが、お祝いの場を盛り上げるためにも重要です。

必ず、乾杯の前に、新郎新婦やゲストの皆さまに、シャンパンのグラスがいきわたっているかどうか、確認しましょう。

また、乾杯のタイミングがわかりづらいと、みんながご唱和しにくくなりますので、わかりやすい乾杯の流れをつくりましょう。

ポイントは、乾杯の声を挨拶のトーンよりも大きくすることと、乾杯の発声に合わせて、自らのグラスを上げることです。

 

乾杯の挨拶の流れ

乾杯の流れも、基本的には、主賓の挨拶の流れと同様です。

1.自己紹介

司会者の方が、新郎新婦との関係性を伝えたうえで、乾杯の流れとなるので、必要以上の自己紹介は避けましょう。

(たいてい、会社の上司であれば、『新郎の上司であられます○○会社の○○様』と紹介して頂けます)

2.お祝いの言葉

短い挨拶であっても、まず、お祝いの言葉を述べましょう。

3.短いトーク

話したいことがあっても、短いトークを心がけましょう。

4.乾杯の準備

新郎新婦や参列者のグラスの準備ができているか確認しましょう。

5.乾杯

大きな声で、グラスを上にあげて、乾杯の発声をしましょう。

6.乾杯のご唱和へのお礼

参列者が乾杯といった直後ではなく、拍手のピークが過ぎたあたりがタイミングです。

 

乾杯の挨拶例

フォーマルな乾杯の挨拶

ただいまご紹介に預かりました、○○会社の○○です。

○○君、○○さん、ご結婚おめでとうございます。

ならびに、ご両家のご親族の皆さまにも、心よりお祝い申し上げます。

僣越ではございますがご指名により、乾杯の音頭をとらせて頂きます。

(短いエピソード・トーク)

それでは皆さま、おふたりの門出を祝しまして乾杯をしたいと思いますので、大変恐縮ではございますが、お手持ちのグラスをお持ちいただきまして、ご起立をお願い致します。

皆さま、グラスの準備はよろしいでしょうか。それではご唱和をお願い致します。

おふたりの末永い幸せと、ご両家ならびにご臨席の皆様の繁栄を祈念いたしまして、乾杯!

(ゲストの皆さま「乾杯」)

皆さま、どうもありがとうございました。

 

エピソード・トークがない乾杯の挨拶例

ただ今、ご紹介にあずかりました○○会社の○○と申します。

○○君、○○さん、ご結婚おめでとうございます。

ならびに、ご両家のご親族の皆さまにも、心よりお祝い申し上げます。

僣越ではございますがご指名により、乾杯の音頭をとらせて頂きます。

さて、新郎新婦のすばらしさは先ほどの(主賓の)○○さまが語っておられたとおりです。本当にすばらしいおふたりです。

しなしながら、皆さまの注目を浴び続けている現在の状況は少々居心地が悪いかもしれません。

そこで、早く乾杯をして、おふたりの緊張を解きたいと思いますので、皆さまご協力ください。

それではまいります。

○○君、○○さん、本日は誠におめでとうございます。

乾杯!

(ゲスト『乾杯』)

皆さま、ありがとうございました。

 

ご参考になりましたでしょうか。主賓の挨拶や乾杯の挨拶など、いろいろなケースを知りたい場合は、本をご覧いただくことをオススメします。

今回、参考にした本をご紹介します。

『思わず聞きいる主賓のスピーチ』