今回は、結婚式の招待状を返信する際に、寿で消す方法について、ご紹介します。
結婚式の招待状を返信するマナーとして、『様』や『御出席』や『御住所』や『御芳名』など、自分に対する尊敬語で記載されている箇所を修正する必要がありますよね。
その際、二本線で消すのが一般的ですよね。また、最近では、親しき新郎新婦に返信する場合に、二本線ではなく、イラストで隠してしまうという流行の消し方もありますよね。
より丁寧な消し方として、『寿』で消す方法があります。
仕事の取引先から結婚式に呼ばれた場合や、上司や先輩の結婚式に呼ばれた場合など、しっかしとしたマナーで返信する時には、『寿』を使って消しましょう。
招待状の表面の修正方法
表面は、返信ハガキの宛先である名前の箇所を修正する必要があります。
これは、結婚式の招待状に限らず、宛先の名前の下に、『行』や『宛』となっている箇所を修正して、『様』とします。
その際、通常の二本線ではなく、『行』や『宛』の上から、『寿』の文字を書いて、消します。
気を付けてほしいのは、『寿』で消すのは結婚式の招待状のケースのみです。これは、お祝いの場である結婚式の招待状なので『寿』で消すのが丁寧ですが、ビジネスなどのハガキで丁寧に返信する為には『寿』で修正した方が良いということにはならないので、注意してくださいね。
招待状の裏面の修正方法
結婚式の招待状の裏面で修正すべき個所は、4か所あります。
- 結婚式に出席の場合、『御出席』と記載されている『御』は自分に対する尊敬語ですので、『御』を『寿』で消します。
- 名前を記入する箇所が『御芳名』となっていますが、こちらも自分に対する尊敬語ですので、『御芳』の箇所を『寿』で消します。
- 住所を記入する箇所が『御住所』となっていますが、こちらも自分に対する尊敬語ですので、『御』の箇所を『寿』で消します。
- 最後に、自分に対する尊敬語を消すという修正ではないのですが、出席するので、『御欠席』と書かれている箇所を消します。この場合、全て『寿』で消すのではなく、二重線で消すのが一般的です。
修正する箇所の記入が終わったら、最後に、新郎新婦に向けたお祝いのメッセージを記入して、完成です。